愚安亭遊佐(ぐあんていゆうざ)
愚安亭遊佐(ぐあんていゆうざ):作品紹介
 

作品紹介

「三味線婆ちゃん

原作:林 暁宇

作・演出:松橋 勇蔵

 「三味線婆ちゃん」は、2007年4月29日に亡くなられた林暁宇氏が三味線婆ちゃん(本名岡部はるさん)との交流を通して本を出版された。林暁宇氏が生前に「是非この三味線婆ちゃんを芝居に」と愚安亭遊佐氏に願いをかけた、その願いをうけての初演となる。

 

三味線婆ちゃんって・・・

 明治23年石川県内灘町に生まれる。本名、岡部はる。

 明治39年17歳大阪の芸者屋にて三味線などの修行をし、昭和初期吉本興業の舞台で活躍。派手な芸能活動とはうらはらに、私生活では養女として育てた我が娘に、夫をとられ51歳の夏、二十四輩巡礼の旅に出る。念仏者三味線婆ちゃんの誕生である。

 「鬼や畜生やというて恨んだり憎んだりしてきたわが子と主人こそ、このわてをこの広い道に出してくれんがためにあの姿になってご催促してくれた仏さんやった。

愚安亭遊佐(ぐあんていゆうざ):「三味線婆ちゃん」 ツンツン、シャンシャン、声、張り上げて、唄うまんまが、お他力や、どこで死のうと、倒れようと、そこが、そのまま、極楽浄土、なんまいだぶー、なんまいだぶー

 

角海浜物語三味線婆ちゃん


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